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3.理事長挨拶

理事長 小高俊彦

世界は、ますます、多国間で相互に関係が深まり、つながりが広がっております。政治、経済、科学技術、文化、環境をはじめ、あらゆる分野で、一層の相互理解を図る努力が必要になっています。

今日の世界が抱える諸問題に対処しながら次代を拓くために、民族、地域、宗教の違いを越え、多国間で広い視野に立つ相互理解と協力が必須であり、そのためには広い視野をもち国際交流を担う人の育成、教育と研究の振興が重要であると考えています。

公益財団法人、伊藤国際教育交流財団は、このようなグローバル時代を見据えて、次代を担う青年の支援を行うため、宗教法人真如苑開祖・故伊藤真乗大僧正のご遺志により設立されました。伊藤真乗大僧正が若者に期待し託された遺志を受け継ぎ、希望ある未来を築く有望な学生たち、すなわち誠実で、才能に満ち、積極的で独創性にあふれた青年たちへの奨学金援助を行っています。

1991年に設立いたしまして以来、多数の奨学生を支援し、奨学生の方々はすでに社会人として日本および世界で活躍しておられます。幅広い分野の学生を支援するという考え方で、大学院の修士課程に学ぶ、日本から海外への日本人留学生、および海外から日本への在日外国人留学生を支援する奨学金支援事業を中心事業として行っております。

また、歴代の当財団関係者の努力により、交流を築いてまいりました海外の特定の大学(プリンストン大、ミシガン大、オスロ大、ウプサラ大、ベオグラード大、ワルシャワ大学、ポーランド・日本情報工科大学)から留学生を受け入れる事業および海外の大学など高等研究機関の学術研究の支援も行っております。

これらを通し、我が国と諸外国との相互理解の促進に寄与し、世界に貢献できる青年を支援しております。

当財団には次のような特色があります。

一つめは、次代を担う青年の支援という視点から、青年の個性を大切にし、「独創的な青年」を、分野を問わず支援していることです。また、時代とともに新しい分野の学問、研究も現れてまいりますが、そのような面にも対応しています。

二つめは、奨学金支援事業を、時代の変化による支援内容の改革も行いながら、奨学生が学業に打ち込めるようにきめ細かく支援していることです。

三つめは、長年、大学教育に携わっておられる幅広い分野の先生方にご尽力いただき、ご意見をお聞きしながら、運営を進めていることです。

大学や専攻を問わず次代を担う奨学生たちが、多方面の分野にその独創性を存分に発揮されることを願っております。今後とも、当財団はこのような育英努力を継続し、それを通して地球未来への貢献に邁進してまいります。


2016年7月